2006-09-05

アーリアダプタ最適化(EAO)をもっと考える

昨日のエントリの続き

概要
サービス立ち上げ時には、EAOが必要。
EAOを行うには情報収集が必要。

アーリアダプタの動向を見るために
  • RSSリーダ
  • SBMウォッチ
  • その解析(特にキャズム越え)
  • 解析結果をサービスにフィードする計画(PDCAサイクル)
  • その計画の共有
を方針とせよと。
あれ、要約したらこんないすっきりしたぞw

で、今日はその根拠と実地について。

まず、前提として、このBlogのコンセプトにプライドはない。
基本的に弱者の戦術(by野村克也)だし、中小ベンチャが立ち上げるサービスを助けようと思っている。

なのでぶっちゃけると、アーリアダプタ層に媚びろ、と。

彼らが気に入り、彼らが普段言っていることを尊重し、ちくりと独自性をくすぐる。
それ以上の踏み込みは、(楽しいけど)リスクだ。
前にも言ったが、独創的な仕様は、絶対値が優秀でも、Web界の現実的仕様として優秀とは限らないからだ。

ところで、日本は、当たり前だけど非英語圏であって、英語リテラシはかなり低い。
Geek層は別として、基本的に海外のサービスは日本人に利用されていない。

なぜならCGMもフォークソノミも日本人ユーザの絶対数を必要とするからだ。

絶対数が必要ということは、キャズム越え周辺のアーリ/レイトマジョリティが必要で、そうなると英語圏サービスは論外である。

つまり、英語圏で評価を得ているサービスは、日本という特殊環境下では、たんなるヒントであり、そのヒントは成功実績の解析済みというおまけまである。

だから、情報が物言うのだ。

開発コストと品質を大幅に上げるオープンソースコミュニティも、ちゃんとチェックしていると恐ろしいほどの数が出回っている。
現存するWebサービスでオープンソースされていないジャンルはほぼ皆無だ。SNS(OpenPNE)、EC(osComerce)、CMS、SBM、スケジューラ、Todo、グラフ/チャート、DB(山ほど)だ。
ほか、超絶開発環境RoRなどオープン系フレームワークも、リッチUIが簡単に出来るAjax系フレームワークなど、メジャーなものだけでも1週間で1ダースは生まれている。
実績付きのサービス実験と、稼動実績が山ほどあるオープンフレームワークなんて、知ればよだれをたらさないわけ無いのに、全くコミットしていないのは、単に無知だからだ。
知ってもそれを血肉に出来るビジネスモデルを想像できないからだ。

毎日、浴びるほど情報の渦に身を浸して、センスを磨けと。
ほとんどスポーツに近い。考えるまでも無く、何がキーなのか反射的に判るようにならないと、駄目だ。

かく言う僕もそんな境地にはいったことも無いが、やっとWeb2.0センスを磨き続けないとヤバイ、格差は開く一方だ、という怖さだけは感じることが出来るようになった。
1週間ROMれ。仕事だと割り切って手を止めてROMれ。もしくは上司をROMらせろ。
kokepiさん(最近どうしちゃったのかしら)とか和蓮さんとかIT Blog界のスタープレイヤの過去ログとトラバとブックマークを漁れ。

っていうか、まずそのIEを閉じて、SleipnirかFirefoxかLunascape入れれ。
タブ開きまくって、気になるキーワードを横軸で見比べたり、知らない単語をWikipediaで調べたりするのだ。

社内にSBM無いのって馬鹿なんじゃないの?と気づくだろう。

彼らイノベータや、アーリアダプタ達が、どういうサービスを志向し、どういうビジネスが成り立つか予測していることを精査するのだ。

  • Web標準準拠(そこのActiveXアプリ作ってる奴、「W3C」って500回書き取りしとけ)
  • 情報密度を下げるためのAjax(LPO。800*600の中に出来るだけの機能を入れたければ、畳んだりスポットしたりしなきゃ駄目)
  • 迷惑にならない程度のAjaxこけおどし(意外と重要w)
  • Blogへの親和性(PermaLinkと、ユーザ登録無くて閲覧できるサービス画面)
  • 口コミのしやすさ(100サイトくらい研究して北風と太陽の説話を思い出しながらUI仕様を永久に練り続けろ)
  • 口コミ閲覧性(メインコンテンツがこっちにひっくり返るくらいにならないと駄目)
  • RSS Feed(ただ垂れ流すんじゃなくて、ソートした情報を配信できるように)
  • OpenAPI対応(当分、計画や構想を告知しているだけでイイ)


余談だけど、Mac対応をサボるのはかなりの機会損失だと肝に銘じておいたほうがいい。
大概のMacユーザは、新しい物好きでUIにうるさく、一度ファンになったらかなり忠実なユーザになるし、インフルエンサになる。
家庭ユースにだけ限れば、10%弱(と某サービス社の資料にあった)のシェア。
(アクティヴユーザが多いのと20~30代に分布が多く、アーリアダプタ層比率が異様に高いため、と資料にある)

つーか、せっかく使いに来たユーザにサービスもさせませんって会社がサービスプロバイダの資格があるわけ無いだろ。いまどきWeb標準にはそこそこ準拠してるんだから、たいした手間でもないでしょ?>Gya○とかさw

Web標準はこれからの時代かなりクル。これは確定事項だ。
なぜならケータイユーザが流れてくるからだ。

NetFront/jig/MobileOperaに対応、はまだ時期尚早だけど(実装がまだまだだし)、これらMobileブラウザはあっという間にWeb標準に対応してくる。
現行サービスのMobileブラウザ対応で、Web2.5バブルが生まれるだろう。

逆手を取って、Mobileブラウザ全対応とかもアリだ。
今ならそれだけでニュースになる。
※リテラシの高い人へ。これ何人のBlogインフルエンサがエントリ書いてくれるか想像つくでしょ?W

MacやMobileブラウザ対応は保守やサービスじゃない。
広告費計上してもいいものだと考えるくらいの感覚が必要じゃないだろうか。

流行らないかな~EAOw