2006-08-16

地方IT中小の実情?

はじめまして。
今日からWeb系企画屋、コンサル屋であるカツユキの雑記をつらつらと書きます。
いわゆるビジネスBlogですが、いまのところ、所属は非公開とします。
というのは何故かというと、このBlogのコンセプトでもあるので以下に。

家庭事情もろもろで東京を離れて とある東北の都市に来たのが2005年のことです。
もともとコンシューマゲームの企画屋だったのですが、かの業界のヘビーさから今の妻との結婚が不可能ぽいのでWeb屋に転進して、ストリーミングとかECとか売上管理などを経ました。

ですが、東京に住んで10年経ちましたが、浮かれていた気持ちも静まり、気持ち悪さばかりが鼻に付くようになりました。例えば、
  • 3月から11月まで大気が人の吐息みたいな温度と湿度で24時間まとわりついてくるのにぶち切れた
  • 春夏秋冬いつでも休日に公園にいくと絶対に子供がいないというのは子育て環境としてありえないと絶望した
  • いつの間にか我が家がケーキみたいな恥ずかしいデザインの一軒家に囲まれた
などなどがあって、「田舎に行きた~い」と駄々こねていたら妻の実家でいろいろありまして、「あれ?そういえばカツユキって田舎に行きたいっていってたよね?」と、言質を取られた、という訳で縁も所縁もないここ、東北というところへ来たのです。
まあ、IT系なら田舎も東京もなかろうと思いましたし。

ではまず、とある東北地方県庁所在地都市の産業構造から。
  • 大手SIer支店 5%
  • 中小人投げIT 87%
  • 受託系 5%
  • 自社サービス・自社製品系 3%
ソースは無いけどだいたいこんな感じですね。
そこそこ中堅のIT企業も、東北支社だと支社の独立決済で本社と分離して人投げやってますから人投げITにカウントしました。
ところで世の中では、偽装請負問題が浮上してますが、東北全滅ですか?という恐ろしい光景も浮かびますが、見なかったことにして(ぉ 次にいきましょう…。

では、そんな産業構造の中でのIT企業の経営とはどうなんでしょうか。
えっと、、、はなから負け犬状態でした。

人投げ単価が東京で大体80万~120万ですが、こちらは40万から60万と半額。
よって年齢給すら、ほぼありえない。
(そのわりに中国やインドよりはるかに高いから、つまりは日本語が通じるだけの安いアウトソーサか?)

自社ソリューションや自社パッケージに昔手を出して火傷したので永久撤退してたり、口だけ意欲があっても金も時間も人も裂かない。
「あ、でもオープンソース系の興隆とかRailsの出現で、安価でフットワークの軽い開発が出来るようになりましたよね!」というと、「MySQLとLinuxは知っているけど、Rails?知らない。へ、Ruby?そんなの誰も使わないよ」と。
SIerから仕様が降りてくるので、ただただそれに併せてASPかVB.Net。たまーにJavaだそうです。

エンドユーザへのソリューション営業も消極的で、「東北では誰もそんなもの導入しない」

工程管理や文書帳票管理もしない。自社のソースやモジュールDBもドキュメントもない。
ノウレッジデータベースもない。検証専門部署も人員もいない。

RSSリーダ利用率はカツキチが実際に目にした限り2%以下(2人しか知らない)。



俗にIT土方という言葉がありますが、最早ここでは、ITも水道管工事と同じようなことになっています。

はてな社もmixi社も5年前は有限会社か存在すら無いかで、Web2.0騒ぎでベンチャから雨後の筍のように新サービスが出てきてて、まぁ、ライブドアは別とした実体のあるITバブルが生まれているけれどもWeb2.0モデルは実経済たりうるか?なんて胡散臭がられているというのに、目もくれずに水道管工事です。
いや、それはとても偉いし、堀江もんよりはるかに偉い実業の姿だけど、まじめ実直ならよいわけではないのは、先日のNHKの「ワーキングプア特集」の通り。時代も見ず、技術も選定せず、人件費を抑える以外の事業計画を持たず、上から落ちてくる土方仕事に口空けてピーチクやってていいのか?

「Blog?日記でしょ?」
「RSS?メルマガの方がいいじゃん!メアド溜まるし!」
「なんでタダで公開するの?」
「いーからASPやってりゃいいんだよ」

「Web進化論」の書名知っていた社員0/30名。
という資本金3500万の小さなITに入ってしまったWeb屋の雑記です。

愚痴っぽくなってしまったけど、企画屋たるもの愚痴を行っても金にならん!
が、こんな水道工事ばっかやって、品質管理もやっていなくてジリ貧な会社に金も無ければ投資意欲も無いわけです。

じゃあ、金を掛けずに、時間を掛けずにこの条件で、どう立て直すか?
そこが腕の見せ所というか。プロですから立て直しますよ。ああ、まってろてめえら!(誰?)

という訳で、まあ会社の恥も現状も、県のいろいろな会社のだささも乗り越えるハードルですので、そこはせめて伏せさせてください。
こんな感じで、いろいろビジネスモデルや、社内体質の変換など、金を掛けずに無理をせずで書いていきます。

宜しくお願いします。